私は、白帯の方や外国からの稽古生と稽古する時に、
「違うんだけどな?」と毎回感じるのが、“掛け手”!
単に力任せに自分の側へ引いたり、
逆に自分の脇を空いて私側に押してきたりと。
私が明人先生から教えられたのは、
①相手の手首を引く際に、
自分の親指を曲げて親指根本手首側で引っ掛ける。
②手首を捻って、小指側の手首で真っ直ぐ後ろへ引く。
③自身の掌底を立て、小指側の手首(豆状骨)で真下へ押す。
かつて、明徳先生が山口剛玄先生の道場で指導された時の映像が残っている。
映像が不鮮明だが、確かに親指を曲げて掌底を真っ直ぐ縦にして下に押している。
(左側が明徳先生)