明武舘の稽古で「チンクチ」という名称は聞いたことが無く、私は最近まで特に気にしたことは有りませんでした。
ネット検索すると、
“うちなーぐち”で「チンクチ」の「チン」=一瞬、「クチ」=「力」で「一寸力」と表記されるとの事。他流派での突き技の極意だそうだ。
このチンクチは大円筋を中心とした筋肉群が重要との事です。
我が明武舘では、型の「三戦・サンチン」の上半身動作で特に重要なのが、
①「両肩を後ろへ逸らす」
②「両腕の小指側を外側へ強く捻る」の2点。
先生・諸先輩よりサンチン締めで後ろから締まっているかとチェックをされるのは、この「大円筋」でした。
また、巻藁突き部位鍛錬稽古での正拳突き時、
③突いた後の反動で手前へ跳ね返る巻藁板を、正拳で押し込む動作。
明武舘での、この3点、この時の動作に必要な筋肉が正に、「大円筋」でした!
型稽古「サンチン」や巻藁を使った部位鍛錬において、知らず知らずのうちにこの
「チンクチ」と同様の動きを鍛錬していたのです。